『生存者ーアンデス山中の70日』P・P・リード。
1927年、雪のアンデス山中に墜落し行方不明になった飛行機の乗客中、16名が死んだ仲間の肉を食べて生き延び、10週間後に生還します。
生存者への取材によるこのドキュメントは、極限状況に置かれた人間の心理と行動を浮き彫りにしています。
『民話集・イワンのばか』所載「人にはどれほどの土地がいるか」レフ・N・トルストイ晩年のトルストイは、平明でありながら深い真理を織り込める民話の形式を好んで用いました。
欲望のために悪魔に翻ろうされる農夫は、自分の手に余る広大な土地を望んで果たせず、死んで畳一畳ほどの土地に葬られます。
死すべき人間にとって本当に大切なものは何かを考えさせる作品です。